“はで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハデ
語句割合
派手50.6%
華美24.7%
派出12.3%
華手3.8%
華麗1.7%
華奢1.3%
0.9%
0.9%
端手0.4%
開豁0.4%
優美0.4%
拍手0.4%
派美0.4%
浮華0.4%
華靡0.4%
葉照0.4%
豪奢0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの粘土細工は、いたつきをして、に、その仕事場へはいってきた派手着物たお人形つめているようすでした。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
すべてがいかにもらかで、優雅で、そして華美ともいえぬ神々しいところがある。とてもせるものではない。
派出な稼業だけに交際が大変だ。おまけに大立物になると、見習弟子だの男衆だのと、いわゆる「大きな部屋」を養っている。
小虎は華手に抜手まで切って見せた。併しそれは僅かの間であった。坊主の云ったのは確実で、忽ち細長い藻の先が足に搦んだ。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
あの錦襴も織りたては、あれほどのゆかしさも無かったろうに、彩色せて、金糸が沈んで、華麗なところがり込んで、渋いところがせり出して、あんないい調子になったのだと思う。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
筒袖めて質朴な風采で、華奢な洋行帰の容子とは表裏の相違ぢやありませんか、其晩の説教の題は『基督の社会観』とのでしてネ、地上に建つべき天国に
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
しかしな浮名を好まないであるのと、もうひとつには自分よりも年下の、しかも大工の丁稚あがりを情夫にしているということが勤めする身の見得にもならないので
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なぜなら渋さに向って競い得るやかさは何処にもないからです。またはあの複雑さをしてなお単調たらしめた単純の深さを。なぜならかつて単純さに優る複雑な美を示し得た作がないからです。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
とおから包を持ってまいり、取出して見せました。唐手の縞柄は端手でもなく、縞縮緬は細格子で、色気も宜うございます。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
出所も知れて居りますから上げました、途々もお定どんに伺いましたが、大層御意にって、黄八丈は旦那様がお召に遊ばすと伺いましたが、少しお端手かも知れませんが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
移気、開豁軽躁、それを高潔と取違えて、意味も無い外部の美、それを内部のと混同して、かしいかな、文三はお勢に心を奪われていた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
かつお勢は開豁な気質、文三は朴茂な気質。開豁が朴茂に感染れたから、何処仮衣をしたように、恰当わぬ所が有ッて、落着が悪かッたろう。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「これは先代のワルソノーフィ長老の時分からあったのですかい? なんでも、あのかたは優美なことが大嫌いで、婦人たちさえ杖で打たれたというじゃありませんか」
の世に拍手打つもす
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
我儘で派美好きな YOKARAKA JOHN
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
何度か寝返を打って、——さて眠られません。青々とした追憶のさまざまが、つい昨日のことのように眼中に浮んで来ました。もう私の心にはこの浮華な御家の御生活が羨しくも有ません。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
農家の子なれど、裁縫店にて雛形娘をつとむるゆゑ、華靡やかなる色の衣をよそひて、幅廣き白き麻布もて髮を卷けり。
殊に日の光の澄んだ空に葉照りの深い枝を張りながら、静かに聳えてゐる姿は荘厳に近い眺めである。
わが散文詩 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
深紅の色の薔薇の花、秋の夕日の豪奢やかさを思はせる深紅の色の薔薇の花、まだ世心のつかないのに欲を貪る者の爲添伏をして身を任す供物僞善の花よ、無言の花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)