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途々
ふりがな文庫
“途々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みちみち
87.8%
みち/\
12.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みちみち
(逆引き)
武蔵は
怒
(
いか
)
ったが、間に合わなかった。役人たちの身支度からして物々しかったが、行くほどに
途々
(
みちみち
)
屯
(
たむろ
)
していた捕手の
夥
(
おびただ
)
しさに驚いた。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
途々
(
みちみち
)
、妹は駄々をこねていた。一緒にバスに乗って船津までお見送りしたいというのである。姉は一言のもとに、はねつけた。
律子と貞子
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
途々(みちみち)の例文をもっと
(50作品+)
見る
みち/\
(逆引き)
すると辻々に立つてゐる監督がそれを
発見
(
めつけ
)
るが早いか監督詰所に駆け込むで、その電車が通つて
往
(
ゆ
)
く
途々
(
みち/\
)
の箱番へ直ぐ電話をかける。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そう云って、父はそれから
館
(
やかた
)
へ帰る
途々
(
みち/\
)
、滋幹と並んで歩きながら次のようなことを語って聞かしたのであった。
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
途々(みち/\)の例文をもっと
(15作品)
見る
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
々
3画
“途”で始まる語句
途
途中
途端
途方
途切
途絶
途轍
途次
途上
途断
“途々”のふりがなが多い著者
吉川英治
橘外男
ニコライ・ゴーゴリ
谷崎潤一郎
甲賀三郎
大倉燁子
薄田泣菫
岩野泡鳴
徳田秋声
林不忘