“みち/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
途々48.1%
道々22.2%
路々11.1%
滿々7.4%
満々3.7%
途次3.7%
道中3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云って、父はそれからやかたへ帰る途々みち/\、滋幹と並んで歩きながら次のようなことを語って聞かしたのであった。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
途々みち/\考へて見ると、自分がかの女を棄てて逃げようとしたのも、自分の思想的生活に無關係になつて來たからである。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
うみそこるやうないはける道々みち/\かたはら小沼こぬまあし
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
道々みち/\は、みねにも、たににも、うしたところ野社のやしろ鳥居とりゐえた。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
此間このあひだ三千代につて以後、味はう事を知つた心の平和を、ちゝあによめの態度で幾分か破壊されたと云ふ心持が路々みち/\募つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
と云われ白翁堂は委細承知とうけをして寺をたちで、路々みち/\うして和尚があの事を早くもさとったろうと不思議に思いながら帰って来て、
かれ物言はで逃去りぬ、此時我は怒り滿々みち/\し一のチェンタウロ、何處いづこにあるぞ、執拗かたくななる者何處にあるぞとよばはりつゝ來るを見たり 一六—一八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
頃日は女順禮、胸に木板のたゆるまもなく、爰の開帳、かしこの社の縁日、しやみせんに乘らぬばかり、つれふし歌、後生願ひのひる中、俗も坊主も秋ならねども、松蟲の鐘をちいさいしもくにて、手の内に鳴せ、孫四郎節のねんぶつ滿々みち/\て、後生願ひ願のさかんなる時なれば此等の聽受の多、にぎやかなるもことわり
女順禮 (旧字旧仮名) / 三田村鳶魚(著)
左りの手にてかこう筈なし余は最早もはや我が心をおさゆあたわず、我が言葉をも吐くあたわず、身体に満々みち/\たる驚きに、余は其外の事を思う能わず
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
勘次かんじ途次みち/\しな容態ようだいかたつて醫者いしや判斷はんだんうながしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此時このときふとこゝろおもつたのは、先刻せんこくからてつひゞきはつするところ其處そこではあるまいか、道中みち/\大佐たいさはさま/″\のことわたくしひかけた。