“滿々”のいろいろな読み方と例文
新字:満々
読み方割合
まん/\55.6%
なみ/\22.2%
みち/\22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで病附やみついた東皐子とうくわうしは、翌日よくじつ徒弟とていおよ穴掘あなほり老爺おやぢ同行どうかうして、さかんに發掘はつくつし、朝貌形完全土器あさがほがたくわんぜんどきしたなどは、茶氣ちやき滿々まん/\である。
うしてるうちに、一人二人と他の水汲が集つて來たので、二人はまだ何か密々ひそ/\と語り合つてゐたが、軈て滿々なみ/\と水を汲んで擔ぎ上げた。そして、すぐ二三軒先の權作が家へ行つて
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
松蟲の鐘をちいさいしもくにて、手の内に鳴せ、孫四郎節のねんぶつ滿々みち/\て、後生願ひ願のさかんなる時なれば此等の聽受の多、にぎやかなるもことわり
女順禮 (旧字旧仮名) / 三田村鳶魚(著)