“滿腹”のいろいろな読み方と例文
新字:満腹
読み方割合
まんぷく66.7%
はらくち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいへではクワスをませ、あるところではパンをはしてれる。で、かれいつ滿腹まんぷくで、金持かねもちになつて、六號室がうしつかへつてる。が、たづさかへところものは、玄關げんくわんでニキタにみんなうばはれてしまふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
乾燥かんさうしてにしてれゝば蕎麥そば分量かさ滅切めつきりえるといふので、滿腹まんぷくする程度ていどおいては只管ひたすら食料しよくれう少量せうりやうなることのみをのぞんで勘次かんじ毎年まいねんつくつて屹度きつとそれをもちひつゝあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
らさうだすしなんざ自分じぶんぢやひとつでもしかねえんだから、さうだもの滿腹はらくちくしたつくれえさけからツきうまくなくしつちやあから、」ぢいさんは土瓶どびんたゝみうへいていつた。悉皆みんながずらりとつくつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)