“程度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていど78.4%
ほど8.1%
きり2.7%
ほうず2.7%
ほうづ2.7%
ほどあい2.7%
ほどあひ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしじゆく御存知ごぞんちとほ高等女學校卒業以上かうとうぢよがくかうそつげふいじやう程度ていどもの入學にふがくせしめるので、女子ぢよし普通教育ふつうけういくはまづをはつたものとなければなりません。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
この三樣の愛この下に歎かる、汝これよりいま一の愛即ち程度ほどを誤りて幸を追ふもののことを聞け 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
見りゃア立派なお武家様方、悪ふざけかは知りませんが、悪ふざけにも程度きりがある、女を
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それも初めのうちは、それ程はげしくもなかったので、三千代はただ交際つきあいやむを得ないんだろうとあきらめていたが、仕舞にはそれが段々高じて、程度ほうずが無くなるばかりなので三千代も心配をする。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それも初めのうちは、夫程それほど烈しくもなかつたので、三千代はたゞ交際つきあひやむを得ないんだらうとあきらめてゐたが、仕舞にはそれが段々かうじて、程度ほうづが無くなる許なので三千代も心配をする。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
それを無にしてもったいない、十兵衛厭でござりまするとは冥利みょうりの尽きた我儘わがまま勝手、親方様の御親切の分らぬはずはなかろうに胴欲なも無遠慮なも大方程度ほどあいのあったもの
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
親方様の御親切の分らぬ筈は無からうに胴慾なも無遠慮なも大方程度ほどあひのあつたもの、これ此妾の今着て居るのも去年の冬の取り付きに袷姿の寒げなを気の毒がられてお吉様の
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)