“ほうず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
方図57.1%
放図21.4%
方途14.3%
程度7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいやわしは反対じゃ。すべて女という者は甘やかしたら方図ほうずがない。増長して始末におえぬものじゃ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
同行の友人にまで借りて散財をさせられたといったような、放図ほうずのない人の好さを発揮したりした。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
……どちらを向いてもお金のることばかりで、方途ほうずが知れません……実りが悪いし、種物を売り出せば幾度も税金を掛けられ、元を削って売らなければ腐れるばかりです
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
それも初めのうちは、それ程はげしくもなかったので、三千代はただ交際つきあいやむを得ないんだろうとあきらめていたが、仕舞にはそれが段々高じて、程度ほうずが無くなるばかりなので三千代も心配をする。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)