“ほうと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
方途75.0%
蜂徒25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ミチも、そんな世界へ行こうとは考えて居なかったが、勇の、若い猛獣の不機嫌さを思わせる、兇暴なすさみ方はえられず、彼の打擲ちょうちゃくに唇を噛みしめながらも、金を得る方途ほうとを考え続けた。
刺青 (新字新仮名) / 富田常雄(著)
われわれ劉玄徳と誓う君臣は、兵力こそ少いが、汝ら如き蛆虫うじむしや、いなごとは実力がちがう。そのむかし、黄巾の蜂徒ほうと百万を、僅か数百人で蹴散らした俺たちを知らないか。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)