故郷こきょう
わたしは厳寒を冒して、二千余里を隔て二十余年も別れていた故郷に帰って来た。時はもう冬の最中で故郷に近づくに従って天気は小闇くなり、身を切るような風が船室に吹き込んでびゅうびゅうと鳴る。苫の隙間から外を見ると、蒼黄いろい空の下にしめやかな荒村 …
作品に特徴的な語句
こわ えり 退しりぞ つつみ ことづ じん あつま るい せん ぜん 最中さなか 沙地すなぢ はずか 論判ろっぱん 長年チャンネン すべ 大哭おおな つか 方途ほうず 松皮まつかわ 水生すいせい 短工トワンコン しき かく あし 閏土じゅんど うち せがれ そば ぬす 八釜やかま うち 分廻ぶんまわ 到著とうちゃく 叉棒さすぼう 吩付いいつ ついば 喫驚びっくり 土匪どひ 土竜もぐら うず 大轎おおかご 天秤てんびん めかけ 宏兒こうじ へや うち 小闇おぐら 工合ぐあい 当前あたりまえ 往来ゆきき 忙月マンユエ 暮向くらしむき 木偶でく 木器もくき いま すべ くぐ しか ぴき 白粉おしろい ねむ だま 稲鶏いねどり かつ 荒村あれむら 荷拵にごしら 藍背あいせ 行李こうり 被仰おっしゃ 被入いら 西施せいし 西瓜すいか 角鶏つのどり 話声はなしごえ 貛猪いのしし また 近処きんじょ 道台おやくめ つか
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