“荷拵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にごしら88.9%
にごしらえ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なるほど、あれも奉公人の一人だ。——庭掃きから荷拵にごしらえ、使い走りなど、外廻りの仕事をしている、島吉というのがおります」
「それがいいよ。わたしもそう思ってね。荷拵にごしらえをした時、嵩張物は持運びに不便だから半分ばかり売ってみたがなかなかおあしにならないよ」
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
初狩駅で下車して荷拵にごしらえが済むとすぐに歩き出す、浅井君のキャビネ版の写真機が荷物になるので皆で分担することにした。その他は二度分の食糧と少許すこしばかりの防寒具に過ぎない。
初旅の大菩薩連嶺 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
温泉の下の湯川の河原では、人夫達が荷拵にごしらえして待っていた。殿下はかねて御用意の登山靴をお穿きになり、写真機もお弁当もリュックサックに入れて、御自身お背負になる。