トップ
>
荷船
ふりがな文庫
“荷船”の読み方と例文
読み方
割合
にぶね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にぶね
(逆引き)
夕焼
(
ゆうやけ
)
の空は堀割に臨む白い
土蔵
(
どぞう
)
の壁に反射し、あるいは夕風を
孕
(
はら
)
んで進む
荷船
(
にぶね
)
の帆を染めて、ここにもまた意外なる美観をつくる。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
どの
運河
(
カナル
)
の水も鏡のやうに明るくて
井
(
ゐど
)
のやうに深く、
其
(
その
)
上に黄いろく
染
(
そ
)
んだ並木や、
淡紅
(
うすあか
)
く塗つた家の壁や、いろいろに
彩
(
いろど
)
つた
荷船
(
にぶね
)
やが静かに映つて居るのを見ると
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
忽
(
たちま
)
ち
燈
(
ともしび
)
の光の消えて行くようにあたりは全体に薄暗く灰色に変色して来て、満ち来る
夕汐
(
ゆうしお
)
の上を滑って行く
荷船
(
にぶね
)
の帆のみが真白く
際立
(
きわだ
)
った。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
荷船(にぶね)の例文をもっと
(9作品)
見る
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“荷”で始まる語句
荷
荷物
荷車
荷担
荷足
荷梱
荷駄
荷拵
荷厄介
荷馬車
検索の候補
上荷船
抜荷船
荷足船
荷物船
荷物汽船
“荷船”のふりがなが多い著者
与謝野寛
永井荷風
与謝野晶子