“夕焼”のいろいろな読み方と例文
旧字:夕燒
読み方割合
ゆうや79.1%
ゆうやけ14.0%
ゆふやけ7.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくるから、日暮ひぐがたになって夕焼ゆうやけが西にしそらいろどるころになると、三郎さぶろうほうへとあこがれて、ともだちのれからはなれてゆきました。
空色の着物をきた子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夕焼ゆうやけの空は堀割に臨む白い土蔵どぞうの壁に反射し、あるいは夕風をはらんで進む荷船にぶねの帆を染めて、ここにもまた意外なる美観をつくる。
蘿月らげつにはか狼狽うろたへ出し、八日頃やうかごろ夕月ゆふづきがまだ真白ましろ夕焼ゆふやけの空にかゝつてゐるころから小梅瓦町こうめかはらまち住居すまひあとにテク/\今戸いまどをさして歩いて行つた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)