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蘿月
ふりがな文庫
“蘿月”の読み方と例文
読み方
割合
らげつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らげつ
(逆引き)
「だから、
云
(
い
)
はない
事
(
こ
)
ツちやない。」と
蘿月
(
らげつ
)
は軽く
握
(
にぎ
)
り
拳
(
こぶし
)
で
膝頭
(
ひざがしら
)
をたゝいた。お
豊
(
とよ
)
は
長吉
(
ちやうきち
)
とお
糸
(
いと
)
のことが
唯
(
たゞ
)
何
(
なん
)
となしに心配でならない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
長吉
(
ちやうきち
)
は
蘿月
(
らげつ
)
の
伯父
(
をぢ
)
さんの
云
(
い
)
つたやうに、あの
時分
(
じぶん
)
から
三味線
(
しやみせん
)
を
稽古
(
けいこ
)
したなら、
今頃
(
いまごろ
)
は
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
一人前
(
いちにんまへ
)
の芸人になつてゐたに違ひない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「
成程
(
なるほど
)
。」と
蘿月
(
らげつ
)
は
頷付
(
うなづ
)
いて、「さういふ事なら
打捨
(
うつちや
)
つても置けまい。もう何年になるかな、
親爺
(
おやぢ
)
が死んでから………。」
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
蘿月(らげつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
蘿
漢検1級
部首:⾋
22画
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
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