“ゆうやけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕焼54.5%
夕映18.2%
夕照18.2%
夕燒9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小文治、そのしなばかりでは心もとない、いずれこの空がまッ夕焼ゆうやけするころには、御岳みたけの山も流血りゅうけつまるだろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
満面にえみを含んだ、め組は蓮葉はすっぱ帽子の中から、夕映ゆうやけのような顔色がんしょく
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
例へば雲の白きに流るる水の青きと夕照ゆうやけの空の薄赤きとを対照せしめたる、あるひは夜の河水かわみずの青きが上に空の一面に薄黒うすくろく、このあいだ苫船とまぶねの苫のきいろきを配したる等
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)