“流血”の読み方と例文
読み方割合
りゅうけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小文治、そのしなばかりでは心もとない、いずれこの空がまッ夕焼ゆうやけするころには、御岳みたけの山も流血りゅうけつまるだろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに幕府の始末しまつはこれに反し、おだやかに政府を解散かいさんして流血りゅうけつわざわいけ、無辜むこの人を殺さず、無用むようざいを散ぜず、一方には徳川家のまつりを存し、一方には維新政府の成立せいりつ容易よういならしめたるは