“財”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たから63.6%
ざい24.2%
かね6.1%
さい3.0%
たくわ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武士たるもの二〇みだりにあつかふべからず。かならずたくはをさむべきなり。なんぢいやしき身の分限ぶげんに過ぎたるたからを得たるは二一嗚呼をこわざなり。
其方せんが親と成り傳吉が無實むじつの罪を助けんとざいをしまず眞實しんじつの心より專を助け萬事に心添こゝろそへ致しつかはし候段奇特きどくおぼめさるゝ旨御賞詞ごしやうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前は自身に供給するに足るほどのかねがあつたら、その上に望む必要は無いと言ふのぢやな、それが学者の考量かんがへじやと謂ふんじやが。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
遊惰いうだの日を送るさいも無きを。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「そうなった日のあかつきには、この弁才坊城を築き、兵をたくわえ武器を調ととのえ威張って威張って威張ります」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)