“散財”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんざい54.5%
おご18.2%
きれはなれ9.1%
ざんざい9.1%
まきちら9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「重衡ちう奴も、悠長な奴や。何時殺されるか知らんのに、散財(さんざい)してよる。……酒もげんさい(美人の事)も向ふ持ちで、腹の痛まん散財や。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
アハヽヽそれも道理(もつとも)ぢや、今に来たらば能く見て呉れ、まあ恐らく此地辺(こゝら)に類は無らう、といふものだ。阿呀(おや)恐ろしい、何を散財(おご)つて下さります、而(そ)して親方、といふものは御師匠さまですか。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
これを聞ける乗り合いは、さなきだに、何者なるか、怪しき別品と目を着けたりしに、今この散財(きれはなれ)の婦女子(おんな)に似気なきより、いよいよ底気味悪く訝(いぶか)れり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
火の燃え付きそうな髪(あたま)をして居るものも有り、大小を差した者も有り、大髷(おおたぶさ)の連中(れんじゅう)がそろ/\花見に出る者もあるが、金がないので往(ゆ)かれないのを残念に思いまして、少しばかり散財(ざんざい)を仕ようと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
付添(つけそへ)酒代も澤山に遣す程に急げ/\と急立ける御定法の早飛脚(はやひきやく)は江戸より京都迄(まで)二日二夜半(よはん)なれども此度は大岡の家改易に成か又立かの途中なれば金銀を散財(まきちら)して急がせける程に百五十里の行程(みちのり)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)