“さんざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
散在50.0%
散財50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道子みちこはアパートに出入でいりする仕出屋しだしやばあさんのすゝめるがまゝ、戦後せんご浅草あさくさ上野辺うへのへん裏町うらまち散在さんざいしてゐるあや旅館りよくわん料理屋れうりや出入でいりしておきやくりはじめた。
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
そしてそのころ古墳こふんがあちらこちらにのこつてゐますが、あの旅順りよじゆん西にしにある老鐵山ろうてつざんふもとなどにはふる城壁じようへきがありまして、そのあたりにはふるはかがたくさん散在さんざいしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
A イヤおほきに結構けつこう双方さうはう一月ひとつき九十せんづつの散財さんざいだ。精々せい/″\葉書はがき贅澤ぜいたくをやりたまへ。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
門番もんばんところで花を買つて十せん散財さんざいして、おはか掃除さうぢして下さい、塩原多助しほばらたすけはか此方こちらでございませうか、わたし塩原しほばら縁類えんるゐの者でございますが、始めてまゐつたのではかは知りませぬから
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)