“旅順”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょじゅん77.3%
りよじゆん22.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旅順りょじゅんもなかなか陥落しそうでないし、バルチック艦隊もいよいよ東洋に向って出発するそうだし、こりゃもう、大変な事になるかも知れない。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
そこでホテルの支配人に、どこか静かな場所はないかと相談を持ちかけてみると、旅順りょじゅんの町はづれにある黄金台ホテルといふのを教へてくれた。
夜の鳥 (新字旧仮名) / 神西清(著)
日本人中にほんじんちうには今日こんにちでもなほ外人ぐわいじんたいして臺灣たいわんを「フオルモサ」、樺太かはふとを「サガレン」、朝鮮てうせんを「コレア」旅順りよじゆんを「ボート・アーサー」
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
そしてそのころ古墳こふんがあちらこちらにのこつてゐますが、あの旅順りよじゆん西にしにある老鐵山ろうてつざんふもとなどにはふる城壁じようへきがありまして、そのあたりにはふるはかがたくさん散在さんざいしてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)