“りよじゆん”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅順100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月十日宇品にて乗船せさせ給ひ、十四日柳樹屯りうじゆとんにて上陸せさせ給ふ。五月二十二日旅順りよじゆんを発せさせ給ひ、三十日台湾三貂角さんてうかくにて上陸せさせ給ふ。十月二十八日台南にこうぜさせ給ふ。
能久親王年譜 (新字旧仮名) / 森鴎外森林太郎(著)
おせいさんは少しならず思ひくづをれ候すがたしるく、わかき人をおきてでし旅順りよじゆんの弟の、たび/\帰りて慰めくれと申しこし候は、母よりも第一にこの新妻にいづまの上と、私見るから涙さしぐみ候。
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
支那しなにはひりますと、朝鮮ちようせんちか滿洲まんしゆうにも、旅順りよじゆん大連だいれんあたりからも石器せつき非常ひじようおほるのでありますが、石斧せきふなかにはひらたくてあながあり、かくばつたのみのようなものがありまして
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)