“新妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にいづま70.8%
にひづま25.0%
にひつま4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
復員者はそこここに戻って来て、崩壊した駅は雑沓してにぎわった。その妻子を閃光せんこうさらわれた男は晴着を飾る新妻にいづまを伴って歩いていた。
火の唇 (新字新仮名) / 原民喜(著)
きは目に立つ豊満な肉付と、すこし雀斑そばかすのある色の白いくゝりあごの円顔には、いまだに新妻にひづまらしい艶しさが、たつぷり其儘に残されてゐる。
人妻 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
ああ、新妻にひつま新室にひむろや。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)