“にいづま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新妻94.4%
初妻5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ブラドンは新妻にいづまのアリスを返り見た。アリスは、なにか気が進まないふうだったが、それでも、嬉しそうににこにこしていた。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そんなわけで、彼は間もなく、新邸しんていの中にまたもう一つ新しく素晴らしいものを加えた。それは生々なまなましい新妻にいづまであることは云うまでもあるまい。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
無地の紋の付いた着物ではかまをはいていた、そばに若い女がいっしょだった、まだ、むすめむすめした、小柄の愛くるしい顔だちで、眉の剃跡そりあとの青いのがいかにも初妻にいづまという感じである。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)