“外人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐわいじん36.4%
よそびと27.3%
がいじん9.1%
くわいじん9.1%
ほかびと9.1%
よそひと9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本人中にほんじんちうには今日こんにちでもなほ外人ぐわいじんたいして臺灣たいわんを「フオルモサ」、樺太かはふとを「サガレン」、朝鮮てうせんを「コレア」旅順りよじゆんを「ボート・アーサー」
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
わがためには面白きことも外人よそびとのためには何の興もなきものあらむ。われは我世のおほいなる穉物語をさなものがたりをありのまゝに僞り飾ることなくして語らむとす。
「そんなら、S町エスまち夜店よみせへいってごらん。あのへんには、外人がいじん家族かぞくが、たくさんきているから、ないともかぎらない。」
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
『えゝ、無責任むせきにんなる船員せんいん! 卑劣ひれつなる外人くわいじん! 海上かいじやう規則きそくなんためぞ。』と悲憤ひふんうでやくすと、夫人ふじんさびしきかほわたくしむかつた、しづんだこゑ
それにしても外人ほかびとと違ッて文さんがお嫁をお貰いの事たから黙ッてもいられない、何かしら祝ッて上げなくッちゃアなるまいからッて、この頃じゃア、アノ博多はかたの帯をくけ直おさして
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「何故に泣き玉ふか。ところに繋累なき外人よそひとは、却りて力を借し易きこともあらん。」
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)