“くわいじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クワイジン
語句割合
灰燼88.9%
外人11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、その翌日、殆ど全村を焼き尽したその灰燼くわいじんの中になかば焼けた少女をとめの死屍を発見した事で、少女は顔を手に当てたまゝ打伏うつぶしに為つて焼け死んで居た。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
しかし大正の今日さへ、帝国大学図書館の蔵書を平然と灰燼くわいじんに化せしめた、恬淡無欲なる我等の祖国は勿論蒹葭堂コレクシヨンをも無残なる散佚さんいつに任かせてしまつた。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『えゝ、無責任むせきにんなる船員せんいん! 卑劣ひれつなる外人くわいじん! 海上かいじやう規則きそくなんためぞ。』と悲憤ひふんうでやくすと、夫人ふじんさびしきかほわたくしむかつた、しづんだこゑ