外人ぐわいじん)” の例文
日本人中にほんじんちうには今日こんにちでもなほ外人ぐわいじんたいして臺灣たいわんを「フオルモサ」、樺太かはふとを「サガレン」、朝鮮てうせんを「コレア」旅順りよじゆんを「ボート・アーサー」
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
砂浜に外人ぐわいじんひとりところがりて戯れ遊ぶ日本にほんのをみな
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
それは丁度ちやうど日本にほん國號こくがう外人ぐわいじんなんなんかうとも、吾人ごじんかならつね日本にほん日本にほんかねばならぬのとおな理窟りくつである。(完)
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
わが國名こくめいは「ニホン」または「ニツポン」である。外人ぐわいじんおもひ/\に勝手かつて稱呼せうこもちゐてゐるが、それは外人ぐわいじん自由じいうである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
外人ぐわいじんがこれを如何いか取扱とりあつかはうとも、それは外人ぐわいじん勝手かつてである。たゞ吾人ごじんだんじて外人ぐわいじん取扱とりあつかひに模倣もほうし、せいめいとをはなしこれを逆列ぎやくれつしてはならぬ。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
世界せかい何國なにぐにひと日本にほんではせいさきにし、あとにすることをつてゐるはずであるが、日本人にほんじん率先そつせんしてみづか姓名せいめい轉倒てんたふするから、外人ぐわいじんもこれにしたがふのである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
外人ぐわいじん地震説ぢしんせつは一けんはなは適切てきせつであるがごとくであるが、えうするにそは、今日こんにち世態せたいをもつて、いにしへの世態せたいりつせんとするもので、いはゆる自家じかちからもつ自家じか強壓けうあつするものであるとおもふ。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)