“模倣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もほう67.9%
もはう14.3%
まね10.7%
うつし3.6%
ミメジス3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“模倣”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 伝記 > 系譜・家史・皇室40.0%
芸術・美術 > 工芸 > 工芸25.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗13.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
万葉以後一千年の久しき間に万葉の真価を認めて万葉を模倣もほうし万葉調の歌を世に残したる者実に備前びぜんの歌人平賀元義一人のみ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
或いは年長者のすることを模倣もほうしたのかも知れぬが、その年十五になった者を親玉または大将と呼び、以下順つぎに名と役目とがある。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
流行の心理は模倣もはう憑依ひようい概念がいねんを以てりつすべからず夏の都会とくわい
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
若し僕と同業ならん、僕はこの人の模倣もはうばかりするか、或はこの人を殺したくなるべし。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
隣の寺の森に去年から急に鴉がやって来て、一番高い樹の上でああお・ああおと鳴くのを聞いていて、すぐ、それを模倣まねしてしまった。
懸巣 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
これを私の父が模倣まねして浅草公園で興行しようと計画したことがありましたが都合でやめました。
銀座は昔からハイカラな所 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
普通の寺によくある斯の宗教画は大抵模倣うつしの模倣で、戯曲しばゐがゝりの配置くみあはせとか、無意味な彩色いろどりとか、又は熱帯の自然と何の関係も無いやうな背景とか、そんなことよりほかこれぞと言つて特色とりえの有るものは鮮少すくない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
こんなに考えると、プラトン、アリストテレスの考えかたは、いろいろ違ってはいるが、共通な点は、芸術は、それが「模倣ミメジス」の「技術テクネ」であることである。
美学入門 (新字新仮名) / 中井正一(著)
第一に芸術が、模倣ミメジスであるからいかん、影を真似して写すのであるからいかんとプラトンがいうのに対して、(一)アリストテレスは、模倣という働きは人間の本能の一つである。
美学入門 (新字新仮名) / 中井正一(著)