“破局”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カタストロフ20.0%
カタストローフ20.0%
はきょく13.3%
カタストロフィー13.3%
カタストロフイー13.3%
カタストローフィ6.7%
キャタストロフ6.7%
キヤタストロオフ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
喜田川三郎氏の我慢が沸騰点まで押し上げられた時、恐ろしい破局（カタストロフ）の予告が、遠雷鳴（とおかみなり）のように人々の神経を苛立（いちだ）たせ始めたのです。
奇談クラブ〔戦後版〕：01 第四の場合 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
八五郎の得意らしさ——だが、この後にこそ、本當の恐ろしい破局（カタストローフ）が、『死の顎（あご）』を開けて待つてゐたのです。
銭形平次捕物控：232 青葉の寮 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
とつぜんおそろしい破局（はきょく）がやってきたのは、サンフランシスコ出港後第十三日目のことであった。たぶん明日あたり、ニューアイルランドの島影が見えはじめるはずだった。
恐竜島 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)
たった一夜の、かりそめの戯言（ざれごと）が、人間幾人の命を棒に振って、こんな恐ろしい破局（カタストロフィー）にまで導いてしまったのです。
銭形平次捕物控：081 受難の通人 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
たつた一夜の、かりそめの戯事（ざれごと）が、人間幾人の命を棒に振つて、こんな恐ろしい破局（カタストロフイー）にまで導（みちび）いてしまつたのです。
銭形平次捕物控：081 受難の通人 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
それから三日、果して思いも寄らぬ事件が展開して、この騒ぎを凄まじい破局（カタストローフィ）に引ずり込んでしまいました。
銭形平次捕物控：227 怪盗系図 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「ねえ熊城君、これでいよいよ、第二幕が終ったのだよ。もちろん、文字どおりの迷宮混乱紛糾さ。だがしかしだ、たぶん次の幕の冒頭（しょっぱな）にはレヴェズが登場して、それから、この事件は、急降的に破局（キャタストロフ）へ急ぐことだろうよ」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)
が、それから三日經たないうちに、此一連の事件は、到頭（たうとう）、最後の破局（キヤタストロオフ）まで行きついてしまつたのです。
銭形平次捕物控：267 百草園の娘 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)