“破壊”のいろいろな読み方と例文
旧字:破壞
読み方(ふりがな)割合
はかい37.1%
こわ28.6%
くず5.7%
こは5.7%
はくわい5.7%
ぶちこわ5.7%
こわれ2.9%
はえ2.9%
ぶちこは2.9%
やぶれ2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“破壊”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一家そろっているということが、子どもに肩身のせまい思いをさせるほど、どこの家庭も破壊はかいされていたわけである。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
つ人といえばとかく外部の敵に勝つように思わるるが、その外に障害物を一そうする人、もしくは破壊はかいする人と思われる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
二日って竹の木戸が破壊こわされた。そして生垣いけがき以前もとさま復帰かえった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
その一念でも破壊こわるまい、風の神も大方血眼ちまなこで睨まれては遠慮が出たであろうか、甚五郎じんごろうこのかたの名人じゃ真の棟梁じゃ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ひどい有様だとは聞いていたが、こうまでひどいとは思わなかった。これじゃあ全然癩地獄だ。行き逢う人間行き逢う人間、満足な者とてはないのだからな。さわったが最後体が破壊くずれる。『さわるなの病気』と云うのだからな。どうにもこれじゃあ手が付けられない。薬師如来でもさじを投げよう。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
おお冷たい、身に沁みるようだ! 急に心が清々しくなる。破壊くずれた妾の二つの乳房が、すぐになおってまん丸くなる。ドクドク沢山お乳が出る。坊や、お乳を上げましょうね! さあお飲み、うんとお上がり。……誰も彼も皆んな癒ってしまう。妾達四人は幸福しあわせになる。近所のお方とお交際つきあいをする。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
初日の大当を、お客様が破壊こはしてしまふのである。
防火栓 (新字旧仮名) / ゲオルヒ・ヒルシュフェルド(著)
何程風の強ければとて頼みきつたる上人様までが、此十兵衞の一心かけて建てたものを脆くも破壊こはるゝ歟のやうに思し召されたか口惜しい、世界に我を慈悲の眼で見て下さるゝ唯一つの神とも仏ともおもふて居た上人様にも
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
教会内けふくわいない偽善者ぎぜんしや潜伏せんぷくし居るを知りながらその破壊はくわいおそれて之を排除はいぢよし得ざるものなり
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
時が移る、人が變る、或者は破壊はくわいした。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「そいつを私は破壊ぶちこわしたいと思うんです。折があったら、貴方にも言出してみようみようと思っていたんです……」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と、せっかくの興を破壊ぶちこわして、突然叫んだものがある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今紫錦さんは幸福なんだよ。ああそうだよ大変にね。もっとも自分じゃ不幸だなんて我儘なことを云ってるけれど、ナーニやっぱり幸福しあわせなのさ。だがね、紫錦さんの幸福はね、どうもひど破壊こわれやすいんだよ。で、ちょっとでも邪魔をしたら、直ぐヘナに破壊っちまうのさ。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(一切の法は、もとより已来このかた言説ごんぜつの相を離れ、名字の相を離れ、心縁の相を離れ、畢竟ひっきょう、平等にして変異あることなく、破壊はえすべからず、ただこれ一心なるのみなれば、ことさらに真如と名づく)とあるこれなり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
不思議にも斯の思想かんがへは今度の旅行で破壊ぶちこはされてしまつて、始めて山といふものを見る目がいた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あるいは神を「彼」と呼びて「れ怒りて我を掻裂かきさきかつくるしめ、我に向いて歯を噛鳴かみならしわが敵となり目をくして我をる……彼は我を打敗うちやぶりて破壊やぶれ破壊やぶれを加え、勇士ますらおのごとく我にせかかり給う」と恨み
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)