“破壞”のいろいろな読み方と例文
新字:破壊
読み方割合
はくわい50.0%
こは21.4%
はかい14.3%
はえ7.1%
はゑ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その顏の表情は全く破壞はくわいされてゐた。瀕死ひんしの動物の顏を見るやうなグロテスクな蔭が全面に流れてゐた。——おきみは、氣が狂つたのである。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
牛は角がかゆい、それでこすりつけるやうにして、物を破壞こはして困ると言つた。今は草も短く、少いから、草を食ひ食ひ進むといふ話もあつた。
烏帽子山麓の牧場 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かういふふう家屋被害かおくひがいと、放射ほうしやされた噴出物ふんしゆつぶつによつて破壞はかいせられたサンピール市街しがい零落れいらくとはいちじるしい對象たいしようである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
都城の破壞はえと安らかの歸國を君に惠めかし。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
これや月日つきひ破壞はゑならじ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)