“はえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハエ
語句割合
53.6%
7.8%
6.2%
5.8%
5.8%
4.5%
3.6%
南風2.3%
2.3%
1.0%
1.0%
栄光1.0%
這入0.6%
光栄0.6%
0.6%
波延0.3%
0.3%
栄誉0.3%
榮華0.3%
発生0.3%
破壊0.3%
破壞0.3%
破衣0.3%
羽江0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ヘーヘー恐れ煎豆いりまめはじけ豆ッ、あべこべに御意見か。ヘン、親のそしりはしりよりか些と自分の頭のはえでもうがいいや、面白くもない」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ヴェロナにありて、森の奥深くさまよいてははえある天堂を思い、街を歩みては「あれこそ地獄より帰りし人よ」と指さされる。
霊的本能主義 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
すると老主人は之に故障を申出でて、クリスマス・イーヴにはわがはえあるイギリスのものの外はいけないといましめた。
ちょっと側を通ってもはえの大群が物すごい音を立てて飛び立った。「肺病のたれたくそや食い残しじゃ肥しにもなりゃしねえ」
(新字新仮名) / 島木健作(著)
別にふなはえしたのを粉にした鮒粉ふなこと云うものを用意してこの二つを半々に混じ大根の葉をったしるくなかなか面倒なものであるそのほか声を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
なんだ大きな体躯なりをして立つてるやつるか、すわんなよ。弥「用が有るならぢきつてるにやア立つてるはうはええや。 ...
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その為に毎年白木で新調するんです——エライことをやりますよ。ひげはえた人まで頬冠でみに出るんですからネ
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこで首里の方では島尻しまじり地方から来た連中を真和志まわし平等ひらに置き、中頭なくがみ地方から来た連中を南風はえの平等に置き、国頭くんじゃん地方から来た連中をにしの平等に置き
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
月のはえこもりてしろき夜の靄に煙かと思ふ色ぞうごける
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
沖の漁火いさりびを袖に呼んで、胸毛がじりじりに仰天し、やあ、コン畜生、火の車め、まだはええ、と鬼と組んだ横倒れ、転廻ころがりまわって揉消もみけして、生命いのちに別条はなかった。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
六七人の人夫の一群が前方むこうから来た。はえ破片かけらを運んでいる人夫であるから、邪魔になってはいけないと思ったので、権兵衛は体を片寄せて往こうとした。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
大空おほぞらの「栄光はえ」がせう/″\に
しやうりの歌 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
手を放さぬでたから、先に這入はえった奴と一緒に引ずり出されて来る、庄吉はすぐに縛られてしまい
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
驕盛たかぶりあれよ光栄はえあれよ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
父さまがはえぐち駄荷だにい置いて気の利かねえ馬方むまかただって、突転つッころばして打転ぶっころばされたが、中々強い人で、話いしたところが父さまの気に入らねえば駄目だよ、アハー
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
また阿部の波延はえ比賣に娶ひて、生みませる御子、若屋わかやの郎女、次に都夫良つぶらの郎女、次に阿豆あづの王三柱。この天皇の御子たち、并せて十九王とをまりここのはしら
この天皇、河俣かはまた毘賣の兄縣主波延はえが女、阿久斗あくと比賣にひて、生みませる御子、常根津日子伊呂泥とこねつひこいろねの命、次に大倭日子鉏友おほやまとひこすきともの命、次に師木津日子しきつひこの命。
「なるほど、親分の眼ははええ。さあ、野郎、神妙に申し立てろ」
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
私は、貴方との永くもなかった生活を、この上もない栄誉はえと信じておりますの。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
榮華はえをばたれかいとはむ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
硅藻も野菜と同じように発生はえたばかりの若芽が柔くて美味おいしいのでその若芽を充分にたべた鮎が最も肥えているので漁夫仲間では新しい硅藻の事を新アカと申します。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
離れ、畢竟ひっきょう、平等にして変異あることなく、破壊はえすべからず、ただこれ一心なるのみなれば、ことさらに真如と名づく
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
都城の破壞はえと安らかの歸國を君に惠めかし。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
殊に天上天下唯我独尊の釈迦牟尼如来にょらい至尊しそんの王位と金殿玉楼すなわち天下の富貴ふうきを捨てて破衣はえ乞食こつじきの出家となって我ら一切衆生しゅじょうのために身命をなげうって御修行せられたことを思いますと
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
また日向ひむかいづみなが比賣に娶ひて、生みませる御子、大羽江はえみこ、次に小羽江をはえの王、次に檣日はたびわか郎女三柱。
何しろおれは間違まちげえをするなあ悪魔みてえにはええんだからな。そしておれが間違まちげえをやらかす時にゃ、きっと鉛弾丸だまでやるんだからな。さあ、もうやって来い。