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疾
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はえ
ふりがな文庫
“
疾
(
はえ
)” の例文
押問答に、小半時かかればとって、直ぐに突ん流れるような
疾
(
はえ
)
え水脚では、コレ、無えものを、そこは他国の衆で分らねえ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
沖の
漁火
(
いさりび
)
を袖に呼んで、胸毛がじりじりに仰天し、やあ、コン畜生、火の車め、まだ
疾
(
はえ
)
え、と鬼と組んだ横倒れ、
転廻
(
ころがりまわ
)
って
揉消
(
もみけ
)
して、
生命
(
いのち
)
に別条はなかった。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それだがね、
疾
(
はえ
)
え話が、御仁体じゃ。化物が、の、それ、たとい顔を
嘗
(
な
)
めればとって、
天窓
(
あたま
)
から
塩
(
しお
)
とは言うめえ、と考えたで、そこで、はい、黒門へ案内しただ。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
天守
(
てんしゆ
)
にも
主人
(
あるじ
)
があれば
双六巌
(
すごろくいは
)
にも
主
(
ぬし
)
が
棲
(
す
)
まう……どちらも
膚合
(
はだあひ
)
の
同
(
おな
)
じ
魔物
(
まもの
)
が、
疾
(
はえ
)
え
話
(
はなし
)
が
親類附合
(
しんるゐつきあひ
)
で
居
(
ゐ
)
やうも
知
(
し
)
れぬだ。
魔界
(
まかい
)
は
又
(
また
)
魔界
(
まかい
)
同士
(
どうし
)
、
話
(
はなし
)
の
附
(
つ
)
け
方
(
かた
)
もあらうと
思
(
おも
)
ふ、
何
(
ど
)
うだね、
御坊
(
ごばう
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「吉公、てめえまた腕車より
疾
(
はえ
)
えといったな」
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
疾
常用漢字
中学
部首:⽧
10画
“疾”を含む語句
疾風
疾病
疾走
病疾
口疾
疾患
疾駆
疾風迅雷
疾呼
痔疾
気疾
疾足
疾駈
瘧疾
疾苦
速疾
疫疾
癈疾
疾視
目疾
...