“疾風迅雷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しっぷうじんらい81.8%
しつぷうじんらい18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、それといっしょに室井屋と文字のよめる質屋札が出てまいりましたものでしたから、ただもうあとは疾風迅雷しっぷうじんらいの右門流——
いや、ご催促は申しあげましたが、疾風迅雷しっぷうじんらいのおはやさ。……もう逃げ足づいた義貞を都のすみまで、追いつめるまでにござります。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
用意は疾風迅雷しつぷうじんらいでした。錢形平次が捕頭とりがしらで、手下の組子が十人、わざと眞晝を選んで、八方から一擧に岩根半藏の浪宅を圍んだのは、それから一刻ばかり後のことです。
平次の動きは疾風迅雷しつぷうじんらいです。が、地主へ行つても豫想は見事に外れました。道尊坊が土地を買取る約束をした事はたしかですが、まだ手金を一文も拂つては居なかつたのです。