“疾雷”の読み方と例文
読み方割合
しつらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疾雷しつらい耳をおおうにいとまあらず、役人と役人と評議相談のない間に、百五十両とう大金をかすめてもって来たその時は、あたかも手に竜宮のたまを握りたるがごとくにして
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私もくその情実はしって居るけれども、昔の大名風で藩地に居れば奥平おくだいら家の維持が出来ない、思切おもいきって断行せよとうので、疾雷しつらい耳をおおうにいとまあらず、わずか六、七日間の支度したく
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)