“疾患”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しっかん60.0%
やまい20.0%
しつくわん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思ふにジルコーヴィチ氏は、ふとしたこの疾患しっかんの発作をきつかけに、かねてからの侵略の野望を遂げようと思ひついたものであらう。
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
満月ことはまだ手前の処で勤めに出ておりまする最中から、重い胸の疾患やまいかかっておりましたので、いずれに致しましても長い生命いのちではなかったので御座いまする。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ふゆときかれいままでのこしいたみとちがつた一しゆ疾患しつくわんしやうじたやうにかんじた。醫者いしや依然いぜん僂痲質斯レウマチスなのだといつて、さむばんをしてあるくのは絶對ぜつたいわるいといふのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)