“やまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
病78.1%
疾10.5%
病気3.3%
疾病2.9%
病疾1.0%
痾1.0%
疾患0.5%
山井0.5%
山行0.5%
疒0.5%
疫0.5%
病魔0.5%
症0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迷い込んでお遊びになっておるところへゆきかかって、病(やまい)になった者もあるそうでございます、お客様、私はでたらめは申しません
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
シテ酒家ニ付セ使(し)メズ/老後功名古暦ノ如シ/酔来顔色唐花ノ似(ごと)シ/東風料峭トシテ天街遠ク/疾(やまい)ヲ力(お)シテ還(ま)タ下沢車ニ登(の)ル〕
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この頃は病気(やまい)と張合う勇(いさみ)もないで、どうなとしてくれ、もう投身(なげみ)じゃ。人に由っては大蒜(にんにく)が可(え)え、と云うだがな。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのとき、これに打ち勝つことのできる民が、その民が永久に栄ゆるのであります。あたかも疾病(やまい)の襲うところとなりて人の健康がわかると同然であります。
時すがら悪き病疾(やまい)に罹(かか)れるやらむ、近寄りては面倒、と慈悲心無き男なれば遠くより素通りしつ。まてしばし人を尋ぬる身にしあれば、人の形をなしたる物は、何まれ心を注(つ)くべきなり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
後(のち)また数旬を経(へ)て、先生予を箱根(はこね)に伴(ともな)い霊泉(れいせん)に浴(よく)して痾(やまい)を養わしめんとの事にて、すなわち先生一家(いっか)子女(しじょ)と共に老妻(ろうさい)諸共(もろとも)、湯本(ゆもと)の福住(ふくずみ)に寓(ぐう)すること凡(およそ)三旬、先生に陪(ばい)して或は古墳(こふん)旧刹(きゅうさつ)を探(さぐ)り
満月ことはまだ手前の処で勤めに出ておりまする最中から、重い胸の疾患(やまい)に罹(かか)っておりましたので、いずれに致しましても長い生命(いのち)ではなかったので御座いまする。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かような不治の疾患(やまい)の者を御身請なぞとは勿体ない。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
其処へ、検事局から、山井(やまい)検事が、書記を連れて、出張して来た。
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
これは九州ではヤンモコ、すなわち山朸(やまおこ)といい、またはヤマコとも山行(やまい)き朸(おこ)ともいっていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
疒(やまい)だれの癈は不具の人をいふ。何処にでも疒だれの方を用ゐる人多し。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
源「へえ畏(かしこ)まりました、此の度(たび)は悪い疫(やまい)が流行(はや)り、殿様には続いてお加減がお悪いとか申すことを承わりましたが、如何(いかゞ)で」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
清「いえ何(ど)うも誠に多病の人間で、大きに病魔(やまい)の為(た)めに老けて見られますんですが、未だ四十六歳で」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
逗子に来てよりは、症(やまい)やや快く、あたりの静かなるに、心も少しは静まりぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)