“諸共”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もろとも98.6%
ともども1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小木せうぼくえだ諸共もろともたほして猛進まうしんするのであるから、如何いかなる險山けんざん深林しんりんくわいしても、まつた進行しんかう停止ていしせらるゝやうなうれひはないのである。
充分、無駄な戸を抑えさせて置いて、久米之丞は大刀の切ッ先をそこへ向け、力いッぱい刺し入れて、ふすま諸共もろともえぐり廻しました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むむ、きさまはな、これから直ぐに彼奴あいつの後をけて何をするか眼を着けろ。「飲込のみこみました。「実に容易ならぬ襤褸ぼろが出た。少しでも脱心ぬかるが最後、諸共ともどもに笠の台が危ないぞ。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)