“險山”の読み方と例文
読み方割合
けんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小木(せうぼく)は枝(えだ)諸共(もろとも)に伐(き)り倒(たほ)して猛進(まうしん)するのであるから、如何(いか)なる險山(けんざん)深林(しんりん)に會(くわい)しても、全(まつた)く進行(しんかう)を停止(ていし)せらるゝやうな患(うれひ)はないのである。
我(わ)が鐵車(てつしや)は、險山(けんざん)深林(しんりん)何處(いづく)でも活動(くわつどう)自在(じざい)だが、此(この)砂(すな)すべりの谷(たに)だけでは如何(どう)する事(こと)も出來(でき)ぬのである、萬一(まんいち)を期(き)して、非常(ひじやう)な力(ちから)で、幾度(いくたび)か車輪(しやりん)を廻轉(くわいてん)して見(み)たが全(まつた)く無效(むだ)だ。
然(しか)し、此(この)冐險鐵車(ぼうけんてつしや)の特色(とくしよく)は水中(すいちう)の他(ほか)は如何(いか)なる險阻(けんそ)の道(みち)でも進行(しんかう)し得(え)ぬといふ事(こと)はなく、險山(けんざん)を登(のぼ)るには通常(つうじやう)の車輪(しやりん)の他(ほか)に六個(ろくこ)の強堅(きようけん)なる齒輪車(しりんしや)と、車室(しやしつ)の前方(ぜんぽう)に裝置(さうち)されたる螺旋形(らせんけい)の揚上機(やうじやうき)