“險”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
けは77.8%
けん16.7%
けわ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軈てお八重も新太郎に伴れられて歸つて來たが、坐るや否や先づけはしい眼尻を一層險しくして、ぢつと忠太の顏を睨むのであつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「さうかな。まるで見違へるやうになつたもんやから。肥つたし、顏附きなんぞも別の人のやうになつた。けんが無うなつたわ。」
続生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
かまのやうな新月しんげつ物凄ものすご下界げかいてらしてたが、勿論もちろんみち案内しるべとなるほどあかるくはない、くわふるに此邊このへんみちいよ/\けわしく、とがつた岩角いはかどわだかま無限むげん行方ゆくてよこたはつてるので