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險惡
ふりがな文庫
“險惡”の読み方と例文
新字:
険悪
読み方
割合
けんあく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんあく
(逆引き)
「うむ、
困
(
こま
)
つたなあ」
卯平
(
うへい
)
は
深
(
ふか
)
い
皺
(
しわ
)
を
蹙
(
しが
)
めていつた。さうして
後
(
あと
)
は一
言
(
ごん
)
もいはない。お
品
(
しな
)
の
病状
(
びやうじやう
)
は
段々
(
だん/\
)
險惡
(
けんあく
)
に
陷
(
おちい
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
そのうちにも、
病人
(
びやうにん
)
の
容態
(
ようたい
)
は、
刻々
(
こく/\
)
險惡
(
けんあく
)
になつてゆくので、たうとう、そこから
餘
(
あま
)
り
遠
(
とほ
)
くない、
府下
(
ふか
)
××
村
(
むら
)
のH
病院
(
びやうゐん
)
へ
入院
(
にふゐん
)
させるより
仕方
(
しかた
)
がなくなつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
「
罪
(
つみ
)
と
罰
(
ばつ
)
」は
實
(
じつ
)
にこの
險惡
(
けんあく
)
なる
性質
(
せいしつ
)
、
苦慘
(
くさん
)
の
實况
(
じつけう
)
を、
一個
(
いつこ
)
のヒポコンデリア
漢
(
かん
)
の
上
(
うへ
)
に
直寫
(
ちよくしや
)
したるものなるべし。
罪と罰(内田不知庵訳)
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
險惡(けんあく)の例文をもっと
(4作品)
見る
險
部首:⾩
16画
惡
部首:⼼
12画
“險”で始まる語句
險
險難
險山
險阻
險坂
險路
“險惡”のふりがなが多い著者
シャーロット・ブロンテ
若杉鳥子
長塚節
北村透谷