“府下”の読み方と例文
読み方割合
ふか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月(ぐわつ)の末(すゑ)であつた。府下(ふか)澁谷(しぶや)邊(へん)に或(ある)茶話會(さわくわい)があつて、斯(こ)の工學士(こうがくし)が其(そ)の席(せき)に臨(のぞ)むのに、私(わたし)は誘(さそ)はれて一日(あるひ)出向(でむ)いた。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
そのうちにも、病人(びやうにん)の容態(ようたい)は、刻々(こく/\)險惡(けんあく)になつてゆくので、たうとう、そこから餘(あま)り遠(とほ)くない、府下(ふか)××村(むら)のH病院(びやうゐん)へ入院(にふゐん)させるより仕方(しかた)がなくなつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
昨六日午後府下(ふか)千住町(せんじゅまち)中組(なかぐみ)——番地往来の溝川をさらっているうち人夫木田三次郎(きださんじろう)がすくい上げた泥の中から
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)