“入院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にゅういん50.0%
にふゐん28.6%
じゆゐん14.3%
はい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、わずか一時間ばかりで町へはいると、林太郎のおかあさんが入院にゅういんしている病院へ、息せききってはいっていきました。
あたまでっかち (新字新仮名) / 下村千秋(著)
しかしそのとき周圍しうゐ事情じじやうは、病人びやうにんをKうちかしてことゆるさないので、ぐに何處どこへか入院にふゐんさせなければならなかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
永谷寺へ入院じゆゐん住職じゆうしよくあれば此ふち血脉けちみやくげ入るゝ事先例せんれいなり。さて此永谷寺の住職遷化せんげ前年ぜんねん、此ふちよりはかの石になるべきまる自然石じねんせきを一ツきしいだす、これ無縫塔ふほうたふと名づけつたふ。
こんな下等の病院の、しかも二等室に入院はいった事を、つくづく後悔しながら仰向けに寝ころんだ。体温器を出して見ると六度二分しか無い。二三日前から続いている体温である。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)