人魚の祠にんぎょのほこら
「いまの、あの婦人が抱いて居た嬰兒ですが、鯉か、鼈ででも有りさうでならないんですがね。」 「…………」 私は、默つて工學士の其の顏を視た。 「まさかとは思ひますが。」 赤坂の見附に近い、唯ある珈琲店の …
作品に特徴的な語句
棕櫚しゆろ 羽目はめ 人魂ひとだま 供養くやう 身悶みもだ 釣竿つりざを さか 板塀いたべい 血汐ちしほ 夕靄ゆふもや ひろ 手足てあし のこ 筑波つくば 日蔭ひかげ 透間すきま 逼迫ひつぱく 不躾ぶしつけ 五位鷺ごゐさぎ 一筋ひとすぢ 小雨こさめ 引緊ひきしま みどり 際立きはだ 硝子窓がらすまど 一叢ひとむら 時刻じこく 身震みぶるひ ちう 電車でんしや 透通すきとほ 内證ないしよう 片手かたて 身體からだ 人品じんぴん ひろ 御存ごぞん おく かね 悲鳴ひめい 時節じせつ 羽二重はぶたへ だま 用意ようい いと 中空なかぞら 蒼味あをみ だん 鳥居とりゐ ぬま 電燈でんとう 暗夜くらがり 煉瓦塀れんぐわべい 綿わた 見附みつけ 殊勝しゆしよう すそ あつ 四邊あたり くに 此處こゝ 眞白まつしろ 街道かいだう みだ 友染いうぜん 撫肩なでがた 樣子やうす 茶色ちやいろ 飛出とびだ 輪郭りんくわく 薄日うすび 乳房ちぶさ とゞ いしずゑ ねり 見棄みす 御覽ごらん 兩手りやうて 水晶すゐしやう 一雫ひとしづく 小高こだか ひる 朽木くちき ほこ 端近はしぢか 一面いちめん すもゝ 利根とね 白脛しろはぎ 陰氣いんき 香木かうぼく ちか かる 異形いぎやう