“居合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いあい42.5%
ゐあは15.0%
いあ15.0%
いあわ15.0%
ゐあ10.0%
をりあは2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂を経て三社権現をめぐり、知らず識らず念仏堂の方へ歩みをうつすと、松井源水が黒山のように人を集めて居合いあいを抜いている。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それゆゑ二階にかいあるひ三階さんがい居合ゐあはせたひとが、階下かいかとほることの危險きけんおかしてまで屋外おくがいさうとする不見識ふけんしき行動こうどう排斥はいせきすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
ところが私がそこに居合いあわしたものですから、殊に先生には教えを哲学館で受け師弟の関係もあるものですから非常に喜んでくれたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「しかし、それは雪子ちゃんの性格から来る悲劇やさかい、電話の時にお前が居合いあわせたにしたところで、結果は同じことになるのと違うか」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
當日たうじつせきでも聞合きゝあはせたが、居合ゐあはせた婦人連ふじんれんまたたれらぬ。くせ佳薫いゝかをりのするはなだとつて、ちひさなえだながら硝子杯コツプしてたのがあつた。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すくひ呉同道致し同人宅まで立歸りし處只今節より申上し通り阿部川村のてうと申者のむすめ節が居合をりあはせ藤八は同人叔父をぢなる由うけたまはり候處其翌日藤八申には水呑村まで送り度はぞんずれどもよんどころなき用事あるにより用心のため所持しよぢの金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)