“居合抜”のいろいろな読み方と例文
旧字:居合拔
読み方割合
いあいぬき50.0%
いあいぬ25.0%
ゐあひぬ12.5%
ゐあひぬき12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道節も宝刀をひねくり廻して居合抜いあいぬきの口上のような駄弁をろうして定正に近づこうとするよりもズドンと一発ブッ放した方が余程早手廻しだったろう。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
片膝上げて虚心流きょしんりゅう居合抜いあいぬきのかまえ、無言のうちに殺気走って、壁辰の様子に視線をらした。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
砂の色は妙に曇つてゐたから、白井権八や小紫もやはりもの寂びた姿をしてゐた。それから長井兵助ながゐひやうすけと称した。蝦蟇がまあぶらを売る居合抜ゐあひぬきである。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)