“居抜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぬき50.0%
ゐぬき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞いてみると、店は居抜いぬきでトウから売りにかかッていたが、先で急に値段を見切ったので、この人々は俄に今朝けさ金の取引をすまし、ここへ移ってきたばかりだとのこと。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私達が——伯父とお雪伯母と私との三人が、そこへ引越して行つたのは、十二月の始め頃であつた。四条の家は、いゝ借手が出来て、居抜ゐぬきのままに店を譲つたのであつた。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)