“翡翠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひすい58.9%
かわせみ17.1%
ひすゐ11.6%
かはせみ8.5%
かはそび1.6%
あをせみ0.8%
かたそび0.8%
ショービン0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幅七分に長さ五寸あまりの翡翠で、表には牡丹の葉と花が肉高な浮彫りになっている、翡翠といっても玉にするほどの品ではないが
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
落葉が舞った。飈風に乗るように振袖はふっと浮いてと飛んで、台座に駆上ると見ると、男の目には、顔の白い翡翠が飛ぶ。
はすと、い、翡翠とかいてね、おたち……たちぢやあ他樣失禮だ……おなぞがしがるとおんなじだ。」
鳥影 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それよりも、見事なのは、釣竿上下に、るゝで、翡翠つ、十二のすやうなんです。
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
翡翠のやうに寂しい海岸に穴を掘つて、そこから顔を出して遊んでゐるのを漁師がまへる事がある。
「小初先生。時間ですよ。翡翠の飛込みのお手本をやって下さい」
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)