“鶫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つぐみ98.0%
つむぎ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本つけてくれた銚子ちょうし串差くしざしにしてさらの上に盛られたつぐみ、すべては客を扱い慣れた家の主人の心づかいからであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
鳥の中でも、かささぎとか、樫鳥かけすとか、くろつぐみとか、鶫とか、腕に覚えのある猟師なら相手にしない鳥がある。私は腕に覚えがある。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
——十月になると山鳥だのつぐみだのがうんとこさ獲れるんだよ、そのまた美味うまいったら、……三度三度、あたしゃ幾日食べても飽きないね。
契りきぬ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その晩、かえってくると師匠はからすみだの、海鼠腸このわただの、つぐみの焼いたのだの、贅沢なものばかりいい塗りの膳の上へ並べて晩酌をはじめた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
二、三日も降り続いた後の朝に、一尺か二尺四方の黒い土の肌を出しておくと、何の餌もおとりもなくてそれだけでひよどりつぐみが下りてくる。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
先ず小鳥類のうち田鴫たしぎ雲雀ひばり水鶏くいなひよ金雀ひわ椋鳥むくどりつむぎ、雀なぞは殺してから中を一日置いて三日目を食べ頃としますし、うずら山鴫やましぎ、カケスなぞは四日目を食べ頃とします。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)