“鯖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さば93.8%
サバ6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも呼込まれる先々が大抵レコが留守だすケニ間違いの起り放題で、又、間違うてやりますと片身かたみの約束のさばが一本で売れたりします。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「馬鹿ア言ってやがら、化物じゃあるめえし、一人で蕎麦切そばきり三十ぱいに笹屋のさばずしを四十五なんて、食える理窟があるもんか」
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
芝日蔭町しばひかげちょうさばをあげるお稲荷様があるかと思えば駒込こまごめには炮烙ほうろくをあげる炮烙地蔵というのがある。
きつねだとか、頬白ほゝじろだとか、山雀やまがらだとか、鮟鱇あんかうだとかさばだとか、うぢだとか、毛虫けむしだとか、くさだとか
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
小売店で、高野山一覧を買ひ、直接にさばを焼くにほひをぎながら、裏通にまはつて、山下といふ小料理店にも這入はひつて見た。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
恐らく武家に盛んであつたのが、公家にも感染して行つた風俗と思はれるが、宗家の主人の息災を祝ふ爲に、サバを手土産に訪問する風が行はれた。
吾々の生活も、亦同様で、盆には、サバを、地方の山奥等では、塩鯖を擎げて親・親方の処へ行つた。
盆踊りの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おめでたごとに、必、サバを持參した例も、恐らくさばの同音聯想から出た誤りではあるまいか。
大きなサバを携へて行き、親方の為におめでたごとを述べるのである。
鬼の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其にしても、何故サバを携へて行くのかは、訣らない。
鬼の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)