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鯖
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サバ
ふりがな文庫
“
鯖
(
サバ
)” の例文
恐らく武家に盛んであつたのが、公家にも感染して行つた風俗と思はれるが、宗家の主人の息災を祝ふ爲に、
鯖
(
サバ
)
を手土産に訪問する風が行はれた。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
吾々の生活も、亦同様で、盆には、
鯖
(
サバ
)
を、地方の山奥等では、塩鯖を擎げて親・親方の処へ行つた。
盆踊りの話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
おめでたごとに、必、
鯖
(
サバ
)
を持參した例も、恐らくさばの同音聯想から出た誤りではあるまいか。さばは「産飯」と宛て字はするが、やはり語原不明の古語で、お初穗と同義のものらしい。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其にしても、何故
鯖
(
サバ
)
を携へて行くのかは、訣らない。一体、神に捧げる食物と、精霊に捧げる食物とは異つてゐて、精霊に捧げるのを
産飯
(
サバ
)
と言ふが、其語が鯖に考へられたのではなからうか。
鬼の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
大きな
鯖
(
サバ
)
を携へて行き、親方の為におめでたごとを述べるのである。
鬼の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“鯖(サバ)”の解説
サバ(鯖、青花魚、鮄、英: Mackerel)は、スズキ目・サバ科のサバ属(Scomber)・グルクマ属(Rastrelliger)・ニジョウサバ属(Grammatorcynus)などに分類される魚の総称。世界各地で食される。日本近海ではマサバ(真鯖)、ゴマサバ、グルクマ、ニジョウサバ(二条鯖)の計4種が見られる。
(出典:Wikipedia)
鯖
漢検準1級
部首:⿂
19画
“鯖”を含む語句
鯖江
鯖波
塩鯖
鯖鮨
鯖子
鯖干
鯖鮓
鯖魚
鯖色
鯖石川
鯖石
鯖売
鯖丸
青鯖
秋鯖
熊野鯖
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小鯖