“紙魚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しみ87.5%
しぎよ6.3%
シミ6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、事によつたらどこかの図書館に、たつた一冊残つた儘、無残な紙魚しみの餌となつて、文字さへ読めないやうに破れ果てゝゐるかも知れない。
後世 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
考証家、穿鑿せんさく家、古文書いじり、紙魚しみの化物と続西遊記にののしられているような然様そういう者の真似もしたくない。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「どうやらここは図書庫らしい。人の気勢が感じられない。紙魚しみくさい匂いばかりが匂って来る」すなわち六感で感じたのだろう。「さあさあ、向こうの建物へ行こう」
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いや、事によつたらどこかの図書館としよかんにたつた一冊残つた儘、無残な紙魚しぎよゑさとなつて、文字もじさへ読めないやうに破れ果ててゐるかも知れない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
お互にせはしない世の中に生れ合せて、紙魚シミの住みかにおち/\と、見ぬ代の祖々オヤ/\と話し交しても居られなくなつた。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)